ARTICLE / 読書・ホビー
おすすめ小説・本2026|けんごさんのおすすめ50冊&読んでおきたい名作
公開日:2022.04.07 更新日:2026.09.25

もくじ
これを読めば間違いない5選
『また、同じ夢を見ていた』/住野よる
この作品は今回の最新50冊にも選ばれています。
『Nのために』/湊かなえ
Nのために (双葉文庫)
超高層マンションの一室で、野口夫妻が死亡します。
現場に居合わせたのは、それぞれ「N」に関わる4人の若者。彼らの証言を追うにつれ、事件の日に誰が誰を守ろうとしていたのかが見えてきます。
犯人当てだけでなく、「自分にとって大切な人を守るとはどういうことか」を人物ごとに違う角度から描く純愛ミステリーです。
『向日葵の咲かない夏』/道尾秀介
この作品は今回の最新50冊にも選ばれています。
『ゴールデンスランバー』/伊坂幸太郎
ゴールデンスランバー(新潮文庫)
宅配ドライバーの青柳雅春は、突然、首相暗殺犯として追われることになります。
身に覚えがないのに、ニュースでは自分が犯人として報道され、警察からも追われる。巨大な仕組みを相手に、青柳が頼れるのは過去に出会った人たちとのつながりです。
逃亡サスペンスとして非常に速く読める一方、人を信じることが最後まで物語を支える伊坂幸太郎らしいエンターテインメントです。
『白夜行』/東野圭吾
白夜行 (集英社文庫)
1973年、大阪の廃墟ビルで質屋の男が殺されます。
事件は迷宮入りしますが、被害者の息子・桐原亮司と、容疑者として疑われた女性の娘・西本雪穂の人生の周囲では、その後も不可解な出来事が続きます。
二人の心理を直接説明しすぎず、周囲の人物から長い年月を追う構成が特徴。重く長いミステリーへ浸りたいときに読む一冊です。
好きな恋愛小説5選
『号泣する準備はできていた』/江國香織
号泣する準備はできていた (新潮文庫)
恋が終わる瞬間や、昔の恋人と過ごす時間、17歳の初デートなど、愛と別れのさまざまな形を描いた12編の短編集です。
大事件ではなく、誰かを好きだった時間の中にある繊細な感情をすくい上げていきます。
一篇ずつ少しずつ読みながら、時間が経ってからもう一度読み返したくなる恋愛短編集です。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』/七月隆文
ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)
京都の美大へ通う青年が、電車で出会った女性へ一目惚れするところから始まります。
二人は恋人になりますが、彼女には主人公が想像もしなかった秘密があります。
秘密を知った後、それまで読んできた何気ない場面の意味が変わるのが本作の魅力。恋愛小説を読み終えた直後に最初から読み返したくなるタイプの作品です。
『ストーリー・セラー』/有川浩
ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)
小説を書くことが大好きな妻。しかし彼女は、複雑な思考を続けるほど身体に深刻な影響が出る病気を告げられます。
書き続ければ命を縮める。書くことをやめれば、自分の大切な一部を失う。
創作と生命のどちらを選ぶのかという極端な状況を通して、夫婦の関係を描きます。恋愛だけでなく「その人らしく生きるとは何か」まで考えさせる物語です。
『白い薔薇の淵まで』/中山可穂
白い薔薇の淵まで (集英社文庫)
新人作家・塁と「私」が、雨の夜の書店で出会い恋に落ちます。
二人の関係は穏やかな恋愛とはほど遠く、別れては求め合うことを繰り返しながら、互いを傷つけるほど深くなっていきます。
きれいな恋愛だけでは物足りない人へ。愛情と執着の境目まで踏み込む濃密な恋愛小説です。
『失はれる物語』/乙一
失はれる物語 (角川文庫)
表題作では、事故によって全身不随となり、視覚や聴覚などを失った主人公に、右腕の皮膚感覚だけが残ります。
ピアニストの妻は、その腕を鍵盤のように使い、夫へ音楽を伝えようとします。
乙一の「切なさ」の側面を味わえる短編集で、「Calling You」「傷」なども収録。ホラー作家というイメージだけでは分からない作品世界があります。