机に置ける小さなミニPC5選|MINISFORUM UM790 Pro・AI X1 Pro・Mac mini M6・ASUS PN53・NUC 13 Pro
公開日:2026.10.26 / 更新日:2026.10.30

パソコン本体をもっと小さくして、机を広く使いたい。そんな人に人気なのが、手のひらに乗るほどの大きさのデスクトップパソコン「ミニPC」です。モニターの裏や机の隅に置けて、性能はノートパソコン並みかそれ以上。最近は、AI処理向けのチップや、外付けのグラフィックボードをつなげる端子を持つモデルも増えています。この記事では、机に置ける小さなミニPCを5台紹介します。ガジェットを紹介しているTikTokの田中さんとだまおさんの投稿から選びました。すぐに使える完成品と、メモリやSSDを自分で組み込む「ベアボーン」のちがいもあわせて解説します。
もくじ
この記事の結論
- 届いたその日から使いたいなら、MINISFORUM UM790 Pro。メモリ32GBとSSD 1TBを積んだ完成品です。
- Macを使うなら、Apple Mac mini(2026年・M6チップ)。5台の中でいちばん小さく軽いモデルです。
- 性能と拡張性を重視するなら、MINISFORUM AI X1 Pro 470。外付けGPU用の端子やSSD 3枚分のスロットを備えています。
- 仕事用に堅実な1台を組むなら、ASUS ExpertCenter PN53かIntel NUC 13 Pro。どちらもベアボーンです。
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ミニPCの選び方
1. 完成品かベアボーンかを確認する
ミニPCには、メモリ・SSD・OSが入った「完成品」と、本体だけの「ベアボーン」があります。ベアボーンは、メモリやSSDを自分で買って取り付け、Windowsなどのソフトも自分で用意します。手間はかかりますが、好きな容量で組めるのが魅力です。今回の5台では、UM790 ProとMac miniが完成品、ほかの3台がベアボーンです。
2. メモリの規格に注意する
ベアボーンに入れるメモリは、ノートパソコン用の「SO-DIMM」です。さらに、DDR4とDDR5という規格があり、互換性はありません。今回紹介する中では、NUC 13 ProだけがDDR4、ほかのベアボーンはDDR5です。メモリは2枚挿しにすると、内蔵グラフィックの性能を引き出しやすくなります。
3. つなぎたいモニターの数と端子を確認する
モニターを何台つなぐか、HDMIとUSB-C(USB4やThunderbolt 4)のどちらでつなぐかを確認しましょう。USB4やThunderbolt 4の端子は、映像・データ・給電を1本のケーブルでこなせるので便利です。
4. 置き場所と電源を考える
大きさは機種によってちがいます。また、電源を本体に内蔵しているモデルはACアダプターがなく、机の下がすっきりします。
すぐに使える完成品
MINISFORUM UM790 Pro
中国のミニPCメーカー、MINISFORUMの人気モデルです。CPUは8コア16スレッドのAMD Ryzen 9 7940HSで、グラフィックはRadeon 780Mを内蔵しています。カードの商品は、メモリ32GB(DDR5)とSSD 1TBを積んだ完成品なので、届いたらすぐに使い始められます。
大きさは約13×12.6cm、高さ約5.2cm。映像出力はHDMI 2.1が2つとUSB4が2つあり、複数のモニターをつないだ作業にも向いています。冷却には液体金属を使い、小さな本体でも高い性能を保てるように工夫されています。2023年発売のモデルですが、普段の作業から写真編集までこなせる実力があります。
- CPU:AMD Ryzen 9 7940HS(8コア16スレッド)
- メモリ/SSD:32GB(DDR5)/1TB
- 端子:USB4×2、HDMI 2.1×2、USB-A×4、2.5ギガビットLAN
- 大きさ:約130×126×52mm
向いている人:組み立てなしで、すぐに高性能なミニPCを使いたい人。
MINISFORUM UM790 Pro ミニPC 、AMD Ryzen 9 7940HS、 32GB DDR5 、1TB SSD
Apple Mac mini(2026年・M6チップ)
Appleの小さなデスクトップMacです。2026年9月に発売された最新モデルは、新しいM6チップを搭載しています。カードの商品は、12コアCPU・12コアGPU、メモリ24GB、SSD 512GBの構成です。
大きさは12.7cm四方、高さ5cm、重さは約0.67kg。5台の中でいちばん小さく軽いのに、電源を本体に内蔵しているので、ACアダプターもありません。前面にUSB-Cとヘッドフォン端子、背面にThunderbolt 4を3つとHDMIを備え、最大3台のモニターをつなげます。iPhoneやiPadとの連係機能が使えるのも、Macならではの魅力です。
- チップ:Apple M6(12コアCPU・12コアGPU)
- メモリ/SSD:24GB/512GB
- 端子:Thunderbolt 4×3、USB-C×2、HDMI、2.5ギガビットLAN
- 大きさ:12.7×12.7×5.0cm、約0.67kg
向いている人:iPhoneを使っていて、小さくて静かなパソコンがほしい人。
Apple 2026 Mac mini 12コアCPU、12コアGPUのM6チップ搭載デスクトップコンピュータ | デュアル16コアNeural Engine、24GBユニファイドメモリ、512GBストレージを持ち、2.5Gb Ethernetに対応した、AIのためのパワフルなプラットフォーム。iPhoneやiPadとの連係機能。
性能と拡張性で選ぶベアボーン
MINISFORUM AI X1 Pro 470
MINISFORUMの新しい高性能モデルです。CPUは12コア24スレッドのAMD Ryzen AI 9 HX 470で、AI処理を得意とするNPUと、Radeon 890Mのグラフィックを内蔵しています。カードの商品はベアボーンなので、メモリ・SSD・OSは別に用意します。
特徴は拡張性の高さです。外付けのグラフィックボードをつなげる「OCuLink」端子、SSDを3枚入れられるスロット、2つのLAN端子、SDカードスロットを備えています。Wi-Fi 7にも対応し、電源も本体に内蔵。そのぶん大きさは約19.5cm四方と、5台の中ではひと回り大きくなります。
- CPU:AMD Ryzen AI 9 HX 470(12コア24スレッド)
- メモリ:DDR5、最大128GB(別売り)
- 端子:USB4×2、HDMI、DisplayPort、OCuLink、2.5ギガビットLAN×2
- 大きさ:約195×195×43mm
向いている人:動画編集やAI処理もこなしたい人、将来グラフィックボードを足したい人。
MINISFORUM AI X1 Pro 470 ミニPC、AMD Ryzen AI 9 HX470 Radeon 890M ベアボーンキット | Win11Pro対応、(最大128GB+12TB対応)、RJ45 2.5Gbps x2/Wi-Fi 7/BT5.4、OCulink/HDMI 2.1/DP 2.0/USB4x2、Copilotボタン付き AI PC
仕事用に堅実なベアボーン
ASUS ExpertCenter PN53
台湾のASUSが、会社などでの仕事用に作ったミニPCです。大きさは約12×13cm、高さ約5.8cm。カードの商品はAMD Ryzen 5(6コア)を積んだベアボーンで、メモリはDDR5、SSDに加えて2.5インチのストレージも入れられます。
背面にはHDMIが2つとUSB4、さらにVGAやCOMなどから選べる端子があり、古いモニターや業務用の機器にもつなげるのが特徴です。前面にもUSB4があり、ノートパソコンのように周辺機器をつなげます。
- CPU:AMD Ryzen 5(6コア)
- メモリ:DDR5、最大64GB(別売り)
- 端子:USB4×2、HDMI 2.1×2、USB-A×5、2.5ギガビットLAN
- 大きさ:約120×130×58mm、約0.75kg
向いている人:仕事用に、古い機器ともつなげるパソコンを組みたい人。
ASUS Expertcenter Pn53-Bbr575Hd 0,92LサイズPC ブラック 7535H、W128338229 (0,92L サイズ PC ブラック 7535H 3,3 Ghz)
Intel NUC 13 Pro
NUCは、Intelが広めた小型パソコンの定番シリーズです。NUC 13 Proは第13世代のCore i5-1340P(12コア16スレッド)を積んだベアボーンで、大きさは約11.7×11.2cm、高さ約5.4cm。5台の中では、設置面積がいちばん小さいモデルです。
Thunderbolt 4を2つ備え、HDMIと合わせて最大4台のモニターをつなげます。SSDのスロットに加えて2.5インチのストレージも入れられます。ただし、メモリはDDR4なので、ほかのベアボーンとは規格がちがう点に注意しましょう。NUC事業は2023年にASUSへ引き継がれており、在庫は限られています。
- CPU:Intel Core i5-1340P(12コア16スレッド)
- メモリ:DDR4、最大64GB(別売り)
- 端子:Thunderbolt 4×2、HDMI×2、USB-A×4、2.5ギガビットLAN
- 大きさ:約117×112×54mm
向いている人:Thunderbolt 4の周辺機器を使いたい人、定番のNUCで組みたい人。
Intel NUC 13 Pro NUC13ANHi5 ベアボーンシステム - ソケット BGA-1744-1 x プロセッササポート Core i5 第13世代 i5-1340P Dodeca-core (12コア)
5台を比較
| モデル | 形 | CPU・チップ | 大きさ | 電源 |
|---|---|---|---|---|
| UM790 Pro | 完成品 | Ryzen 9 7940HS | 約13×12.6cm | アダプター |
| Mac mini | 完成品 | Apple M6 | 12.7cm四方 | 内蔵 |
| AI X1 Pro 470 | ベアボーン | Ryzen AI 9 HX 470 | 約19.5cm四方 | 内蔵 |
| ExpertCenter PN53 | ベアボーン | Ryzen 5 | 約12×13cm | アダプター |
| NUC 13 Pro | ベアボーン | Core i5-1340P | 約11.7×11.2cm | アダプター |
最新の価格は、各商品のカードからチェックできます。
ミニPCを快適に使うコツ
モニターの裏に取り付ける
多くのミニPCは、モニターの背面のネジ穴(VESAマウント)に取り付けられます。机の上から本体が消えて、さらにすっきりします。
風の通り道をあける
小さな本体に高性能なCPUを詰めているため、熱がこもりやすくなります。壁や物にくっつけず、吸気口と排気口のまわりをあけて置きましょう。
USB-Cハブで端子を増やす
端子が足りなくなったら、USB-Cハブやドッキングステーションを使うと、モニターや周辺機器をまとめてつなげます。
よくある質問
ベアボーンには何を買い足せばいい?
メモリ(ノートパソコン用のSO-DIMM)、SSD(M.2)、OS(Windowsなど)の3つが必要です。メモリはDDR4かDDR5か、機種に合う規格を選びましょう。
ミニPCでゲームはできる?
内蔵グラフィックでも、軽めのゲームなら遊べる機種があります。重いゲームを快適に遊びたいなら、OCuLinkで外付けのグラフィックボードをつなげるAI X1 Pro 470のようなモデルが向いています。
ノートパソコンとどちらがいい?
持ち歩かないなら、ミニPCは同じ性能でも机を広く使え、モニターやキーボードを好きに選べるのが利点です。外でも使うならノートパソコンが向いています。
あわせて読みたい
小さな本体ひとつで、机の上は驚くほどすっきりします。TikTokで紹介されていた5台から、使い方と組み立ての手間に合わせて選んでみてください。
参考にした情報
- Apple「Mac mini 技術仕様」
- MINISFORUM公式(UM790 Pro、AI X1 Pro 470)
- ASUS「ExpertCenter PN53 技術仕様」
- PC Watch(UM790 Pro、AI X1 Pro 470の記事)
仕様・素材・サイズなどは上記の公式情報や販売ページで確認しています。価格は変わるため本文には書かず、各商品のカードから確認できます。