メニューを開く

寝る前にSNSを見続けてしまう人へ|スマホを置いて読みたい、スマホとネットが題材の小説3選

公開日:2026.11.07 / 更新日:2026.11.07カテゴリー:読書・ホビー目的別:学びたい

寝る前にSNSを見続けてしまう人へ|スマホを置いて読みたい、スマホとネットが題材の小説3選

この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

お風呂から上がって、ベッドに入ったのは23時。少しだけSNSをチェックするつもりが、おすすめに出てくる動画を次々と見て、気づけば日付が変わっている。明日も朝が早いのに、と思いながら、また次の投稿へ指が動いてしまう。そんな夜を何度も繰り返している人は少なくないはずです。

この記事では、寝る前の30分をスマホではなく本を読む時間にしたい20代に向けて、小説を3冊選びました。テーマはあえて、スマホやSNS、ネット配信。ふだん画面の中で見ている世界が、小説ではどう描かれるのか。いつものスマホの時間と地続きの題材だからこそ、本を読み慣れていない人でも物語に入りやすく、ページをめくる手が止まらなくなります。

TikTokで本を紹介している@kengo_bookさんの『さらさら流る』の紹介動画。誰でも写真や動画を投稿できる今だからこそ読んでほしい物語として紹介されています。

この記事の結論

  • 迷ったら、SNSの時代に生きる自分ごととして読める『さらさら流る』
  • スマホの画面をのぞくような読書体験を味わいたいなら『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』
  • 配信者の世界をミステリーとして楽しみたいなら『この配信は終了しました』

寝る前のスマホを本に置きかえるコツ

スマホと地続きの題材なら、物語に入りやすい

SNSや動画配信、スマホの画面。毎日触れている題材の小説なら、登場人物の行動や気持ちを想像しやすく、最初の数ページで物語に引き込まれます。読書の習慣がない人ほど、身近なテーマから始めると続けやすいです。

「30分だけ」と時間を決めて、スマホは手の届かない場所へ

ベッドに入ったら、スマホは充電器につないで少し離れた場所に置き、代わりに本を手に取る。読む時間を30分と決めておけば、物語の続きは明日の楽しみになります。章の区切りで本を閉じると、気持ちよく眠りに入れます。

その日の気分で、怖さや重さを選ぶ

同じネットを題材にした小説でも、じっくり考えさせられる物語、ぞくっとするホラー、謎を追うミステリーと味わいはさまざまです。怖い話が苦手なら、ホラーは週末の夜にとっておくなど、気分に合わせて選ぶと寝る前の読書が心地よくなります。

スマホを置いて読みたい小説3選

01|さらさら流る(双葉文庫)|ネットに流れた写真と向き合う女性の物語

柚木麻子さんの長編小説です。ネットに流出した写真の被害に遭った女性が、自分を取り戻していく姿を描いています。

28歳の井出菫は、かつて恋人に撮影を許した裸の写真が、ネットにアップされていることを偶然知ります。恋人だった光晴は、明るく振る舞いながらも危うさを抱えた人でした。菫は友人の助けも借りながら、何が起きたのかを探り、二人の関係を振り返っていきます。

@kengo_bookさんはTikTokで、誰でも簡単に写真や動画を投稿できる時代だからこそ多くの人に読んでほしい物語だと紹介し、ほかの作品よりもじっくり読んだと語っていました。毎晩何気なく眺めているSNSの向こう側に、こうした出来事があるかもしれない。スマホを置いて静かな夜に読むと、画面の中の世界との付き合い方を考えるきっかけになります。じっくり向き合いたい一冊なので、毎晩少しずつ読み進めるのに向いています。

  • 著者:柚木麻子
  • ネットに写真が流出した女性が主人公の長編
  • 双葉文庫

02|スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ|本の片面がスマホ画面になったホラー

知念実希人さんのモキュメンタリー・ホラーです。全ページの片面がスマホの画面になっていて、チャット履歴やアプリの画面、カメラ越しの景色と本文を交互に読み進めます。

大学生の一色和馬は、オカルト専門のライターになった大学時代の先輩から、「都市伝説の調査」という怪しいバイトを引き受けます。追いかけるのは、山奥のゴーストタウンに棲むとされる怪物「ドウメキ」。軽い気持ちで始めた調査が、恐ろしい体験へと変わっていきます。

本を開くと、まるで誰かのスマホをのぞいているような感覚で読み進められるのが、この本ならではの楽しさです。ふだんスマホの画面をスワイプしている指で、今度はページをめくって物語を追いかける。怖い話が平気な人は、部屋の明かりを少し落として読むと、いっそう物語に入り込めます。続けて読みたくなったら、姉妹作の『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』もあります。

  • 著者:知念実希人
  • 全ページの片面がスマホ画面のモキュメンタリー・ホラー
  • 双葉社

03|この配信は終了しました|配信者たちの欲望を描く連作ミステリー

青本雪平さんの連作ミステリーです。「正義系」「暴露系」「心霊系」「考察系」など、さまざまなネット配信者を描いています。

心霊系の配信を始めた先輩と後輩のコンビが訪れたのは、ある事件が起きた廃墟。考察系の配信者たちに課されたのは、ある配信者の自殺の真実を考察すること。話ごとに違うジャンルの配信者が登場し、画面の向こうの視聴者を意識しながら動く彼らの姿が描かれます。

ふだん何気なく見ている配信の裏側で、配信者は何を考えているのか。視聴者を挑発しているつもりで、自分の中の暗い一面を大きくしていく配信者たちの姿は、ミステリーとしての面白さと同時に、見る側の自分のことも考えさせます。1話ずつ区切りがあるので、寝る前に1話と決めて読み進めやすい一冊です。

  • 著者:青本雪平
  • 配信者を題材にした連作ミステリー
  • 双葉社

寝る前に読みたい3冊を比較

本 題材 味わい おすすめの読み方
さらさら流る ネットに流出した写真 じっくり考えさせられる長編 毎晩少しずつ
スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ スマホと都市伝説 スマホをのぞくようなホラー 怖い話が平気な夜に
この配信は終了しました ネット配信者 連作ミステリー 1晩に1話ずつ

よくある質問

本を読み慣れていないのですが、どれから読めばいいですか?

片面がスマホ画面になっている『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』は、チャットやアプリの画面と一緒に読み進めるので、ふだんスマホを使っている感覚のまま物語に入れます。1話ずつ区切りがある『この配信は終了しました』も、短い時間で読みやすい一冊です。

ホラーを寝る前に読んでも大丈夫ですか?

怖い話が苦手な人は、『スワイプ厳禁』は週末の夜や明るい時間にとっておくのがおすすめです。寝る前に静かに読みたい日は、『さらさら流る』や『この配信は終了しました』を選ぶと、気分に合わせて読み分けられます。

寝る前の読書を習慣にするコツはありますか?

ベッドに入る前にスマホを充電器につないで手の届かない場所に置き、枕元には本だけを置いておくのが手軽な方法です。最初は1日10分でも、毎晩同じ時間に本を開くと、だんだん習慣になっていきます。

まとめ

寝る前についSNSを見続けてしまうなら、スマホやネットを題材にした小説から読書を始めてみるのがおすすめです。SNSの時代を自分ごととして考えるなら『さらさら流る』、スマホをのぞくような体験なら『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』、配信者の世界のミステリーなら『この配信は終了しました』。今夜はスマホを少し遠くに置いて、本を開いてみてください。

関連記事

合わせて読みたい