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思い込みを外す本おすすめ3選|FACTFULNESS・バカと無知・経験の絶滅の内容と読む順番
公開日:2026.10.17 更新日:2026.10.22

ニュースやSNSを見ているうちに、「世界はどんどん悪くなっている」「あの人はわかっていない」と、いつの間にか決めつけていることはありませんか。思い込みに気づくための本を、TikTokで本を紹介している1分本紹介さんのおすすめから3冊選びました。
もくじ
この記事の結論
- 最初の1冊なら『FACTFULNESS』。世界についての思い込みを、データでひとつずつ確かめられる定番です。
- 人間関係やSNSのもやもやを考えたいなら『バカと無知』。正義感や自尊心の裏側を、科学の研究をもとに読み解きます。
- スマホとの付き合い方を見直したいなら『経験の絶滅』。画面の外で失われつつある「経験」を、7つのテーマで考える新刊です。
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思い込みを外す本の選び方
1. 何についての思い込みかで選ぶ
世界や社会の見え方なのか、人の言動なのか、自分の毎日の過ごし方なのか。同じ「思い込み」でも、本によって扱う対象がちがいます。いま一番もやもやしているテーマに近い本から読むと、内容が自分ごとになりやすくなります。
2. データ中心か、考察中心か
グラフや統計で確かめたい人には、データを軸にした本が向いています。研究の知見をもとに著者の考えを読みたい人には、考察中心の本が合います。今回の3冊では、『FACTFULNESS』がデータ中心、ほかの2冊は研究を引きながら論じるタイプです。
3. ページ数と読みやすさ
新書は持ち歩きやすく、すき間時間に1章ずつ読めます。単行本は情報量が多いぶん、腰を据えて読みたい人向けです。章ごとにテーマが分かれている本なら、気になる章から読んでも楽しめます。
世界の見え方を確かめる本
FACTFULNESS(ファクトフルネス)
医師で公衆衛生の研究者だったハンス・ロスリングさんが、息子のオーラ・ロスリングさん、義理の娘のアンナ・ロスリング・ロンランドさんとともに書いた本です。日本語版は上杉周作さんと関美和さんの訳で、日経BPから2019年1月に出版されました。世界的なベストセラーで、ビジネス書としても定番になっています。
本の冒頭には、世界の貧困や人口、教育などについてのクイズがあります。多くの人が「実際より悪い」方向に答えてしまう理由を、著者は人間が持つ10の本能から説明します。
- 分断本能:世界は「金持ち」と「貧しい人」に分かれていると考える
- ネガティブ本能:世界はどんどん悪くなっていると考える
- 直線本能:グラフはまっすぐ伸び続けると考える
- 恐怖本能:怖いものほど起こりやすいと感じる
- 過大視本能:目の前の数字を大きく見てしまう
- パターン化本能:ひとつの例を全体に当てはめる
- 宿命本能:物事は変わらないと考える
- 単純化本能:ひとつの原因ですべてを説明したくなる
- 犯人捜し本能:誰かのせいにしたくなる
- 焦り本能:「今すぐ決めないと」と焦る
各章の終わりに、その本能に振り回されないためのコツがまとめられているので、ニュースやSNSを見るときにそのまま使えます。
向いている人:ニュースを見るたびに不安になる人、数字で物事を考えるくせをつけたい人。
向かない人:最新の統計を調べたい人(データは出版時点のものです)。
紙の本と電子書籍があります。最新の価格は、下の商品カードからチェックできます。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
人の反応の裏側を知る本
バカと無知―人間、この不都合な生きもの―
作家の橘玲さんが、2022年10月に新潮新書から出した一冊です。ベストセラーになった『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(2017年新書大賞)の流れをくむ内容で、288ページの新書です。
正義、平等、多様性といった誰もが大事だと考える価値観と、差別や偏見、欲望といった人間のやっかいな性質。その食いちがいを、心理学や行動科学の研究をもとに解き明かします。本は5つのパートに分かれています。
- PART I 正義は最大の娯楽である
- PART II バカと無知
- PART III やっかいな自尊心
- PART IV 「差別と偏見」の迷宮
- PART V すべての記憶は「偽物」である
たとえば第1部では、なぜ人はネットで誰かを叩きたくなるのか、第2部では「能力の低い人ほど自分を過大評価する」という研究などが取り上げられています。1つの章が短く、40のテーマに分かれているので、気になる見出しから拾い読みできます。
向いている人:SNSの炎上や人間関係のもやもやの正体を知りたい人、短い章で区切って読みたい人。
向かない人:前向きな気分になれる本を探している人(身もふたもない指摘が続きます)。
新書と電子書籍があります。最新の価格は、下の商品カードからチェックできます。
バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) (言ってはいけない)
スマホとの距離を考える本
経験の絶滅 スマホ化する世界でどう生きるか
アメリカのシンクタンクで働く歴史家・作家のクリスティーン・ローゼンさんの本です。原書は『The Extinction of Experience』として2024年にアメリカで出版され、日本語版は山田文さんの訳でサンマーク出版から2026年9月に発売されました。
テーマは、スマホやネットが便利になる一方で失われつつある「人間の経験」です。最新の論文や記事を引きながら、次の7つの章で考えていきます。
- 第1章 その場にいなければわからない
- 第2章 顔と顔を合わせること
- 第3章 手からマウスへ
- 第4章 いかに待つか
- 第5章 第六感
- 第6章 媒介された快楽
- 第7章 場所、空間、セレンディピティ
対面での会話、手を動かすこと、退屈な時間をただ待つこと。当たり前だった経験が、どう変わってきたのかを振り返れます。『限りある時間の使い方』のオリバー・バークマンさんや、『不安な世代』のジョナサン・ハイトさんが推薦しています。
向いている人:スマホを見る時間が長いと感じている人、デジタルとの付き合い方を考えたい人。
向かない人:手早く読める本を探している人(464ページのボリュームがあります)。
最新の価格は、下の商品カードからチェックできます。
経験の絶滅 スマホ化する世界でどう生きるか
3冊を比較
| 書名 | テーマ | 形式 | 読み方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| FACTFULNESS | 世界についての思い込み | 単行本(日経BP) | データとクイズで確かめる | ニュースで不安になりがちな人 |
| バカと無知 | 人の言動・自尊心・偏見 | 新潮新書 | 短い章を拾い読み | SNSや人間関係にもやもやする人 |
| 経験の絶滅 | スマホで失われる経験 | 単行本(サンマーク出版) | 7章をじっくり | スマホ時間を見直したい人 |
よくある質問
3冊を読むならどの順番がおすすめ?
まず『FACTFULNESS』で、データで確かめるくせをつけるのがおすすめです。次に『バカと無知』で人の反応の仕組みを知り、最後に『経験の絶滅』で自分の毎日の過ごし方を振り返ると、視点が外から内へ移っていきます。
FACTFULNESSのデータは古くないですか?
本のデータは出版時点のものです。ただ、この本の中心は「思い込みに気づくための考え方」なので、数字が更新されても役に立ちます。最新の数字が気になるときは、本で紹介されている考え方を使って自分で確かめてみてください。
本を読む時間がなかなか取れません
『バカと無知』は短い章に分かれているので、通勤の数分でも読み進められます。『FACTFULNESS』も、10の本能ごとに章が分かれているので、1日1章ずつ読むのがおすすめです。
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世界、人、そして自分の毎日。気になるテーマの1冊から、思い込みを外す読書を始めてみてください。