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くだものの絵本おすすめ3冊|TikTok紹介のしかけ・おばけ・ケーキ作り
公開日:2026.10.17 更新日:2026.10.17

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りんごやみかんなど、身近なくだものは絵本の中でも楽しい主役になる。しかけをめくって姿を見つけたり、おばけになった姿に驚いたり、ケーキができていく様子を眺めたり。同じくだものの本でも、ページを開いてからの楽しみ方はさまざまだ。
絵本を紹介するTikTokerのカシカンの絵本(@casican_ehon)の投稿から、おすすめ3冊を詳しく紹介する。大きなしかけで登場する果物、不思議な屋敷の物語、おままごとのようなケーキ作り。子どもと一緒にどんなふうに読んでみたいか、作品ごとの違いを見ていこう。
くだものさん|めくると現れる姿を楽しむしかけ絵本
『くだものさん』は、tupera tuperaによるしかけ絵本。Gakkenの作品紹介では、りんごやみかんなどのくだものが次々に登場し、グラフィカルなイラストと大きなしかけを楽しめると案内されている。赤いりんごが見える表紙も目印だ。
見開きを眺めるだけでなく、めくる動作で次の姿が現れるのがポイント。読む人が先へ急いでしまうより、しかけを動かす前の絵を少し眺めて、何が出てくるか待ってみたい。答えが現れる瞬間も含めて、一冊の流れを楽しめる。
tupera tuperaの絵は、色や輪郭がはっきりしている。果物の名前を全部知っていることを前提にせず、気になる形や色を指で示すように読んでもよい。名前を言ってからめくる日と、先に姿を見てから言葉を添える日とで、読む順番を変えて遊ぶこともできる。
普段のおやつに出る果物と、絵本の姿を見比べる読み方も楽しそうだ。「この色を見たことがあるね」と話したり、表紙のりんごを探したり。くだものを覚える課題にするより、色や絵、しかけの動きそのものを一緒に味わいたい。
買う前に確認
tupera tupera作/Gakken。掲載カードは『くだものさん』の本体で、シリーズの別作品とは区別する。
くだもの おばけやしき|お隣の不気味な屋敷をのぞく物語
『くだもの おばけやしき』は、酒巻恵の作・絵による物語。ひかりのくにの作品紹介では、ある日お隣に建った不気味な屋敷へ入り、あちらこちらから現れる果物のおばけに出会うお話として案内されている。
主役は、いつもの食卓で見る果物とはひと味違う、おばけの姿になったくだものたち。少し怖そうな題名や表紙から中の様子を想像し、ページを進めるうちにどんな姿が現れるかを見る楽しみがある。屋敷へ入っていくという物語の流れを追いたい日に気になる一冊だ。
出版社は、ちょっぴり怖いけれど、どこか愛くるしいおばけが登場すると紹介している。怖さの感じ方は子どもごとに違うので、最初に表紙を一緒に眺め、読んでみたい様子なら開くとよさそうだ。途中の絵をじっくり見たいときは、物語を止めて眺める時間を作ってもよい。
読み終えたら、印象に残ったくだもののおばけを話題にしてみたい。果物のどんな形がおばけの姿に見えるのか、表情はどう違うのか。怖い場面を強く演じることだけに寄せず、絵の中のユーモアを一緒に探す読み方もできる。
買う前に確認
酒巻恵作・絵/ひかりのくに。おばけが登場する物語なので、表紙や絵の雰囲気から選びたい。
フルーツケーキ いただきます|めくるたびにケーキ作りが進む
『フルーツケーキ いただきます』は、岡村志満子のしかけ絵本。ポプラ社の作品紹介では、ページを次々にめくるとフルーツケーキができあがっていく、新しいしかけ絵本と案内されている。表紙には、果物を飾ったケーキが大きく描かれている。
こちらは、読む時間をケーキ作りのおままごとのように楽しめる一冊。絵本を開いて、めくって、まためくる。その動作でケーキができていくので、完成の絵だけを見るのとは違い、途中の変化も遊びにできる。
出版社の紹介文には、手を洗ったか、材料はそろったか、おなかはすいたかと問いかけながら、おやつ作りを始める流れがある。読む前にも「準備はいい?」と声をかけてみると、本を開く前からごっこ遊びを始められそうだ。最後まで速く読むより、今の絵を見てから次をめくってみたい。
完成したケーキの果物や色を眺め、食べるまねをして楽しむのもよい。実際に調理する日だけでなく、道具や食材を広げずにケーキ作りの気分を味わいたいときにも開ける。読む人が作る役と食べる役を交代するなど、一冊の中で遊び方を変えてみる楽しみがある。
買う前に確認
岡村志満子作/ポプラ社。『はじめてえほん』シリーズの、ケーキができていくしかけ絵本。
表紙のくだものから、お気に入りを見つける
表紙を並べると、果物の描かれ方にも違いがある。『くだものさん』は、緑の葉の間から顔のあるりんごがのぞく構図。『くだもの おばけやしき』では、屋敷のまわりに果物のおばけが集まる。『フルーツケーキ いただきます』は、赤いいちごや緑のキウイを飾ったケーキが大きく見える。まずは好きな色や果物を指して、どの本を開くか選んでみるのも楽しい。
めくる・物語を追う・作るごっこから選ぶ
| 楽しみ方 | おすすめの絵本 | 一緒に見たいところ |
|---|---|---|
| しかけの動きと果物の姿 | くだものさん | 次に何が現れるかを待つ時間 |
| 不思議な屋敷の物語 | くだもの おばけやしき | 果物のおばけの形や表情 |
| おやつ作りのおままごと | フルーツケーキ いただきます | めくるたびに変わるケーキ |
しかけが好きなら『くだものさん』、物語の世界へ入りたいなら『くだもの おばけやしき』、作る過程を遊びたいなら『フルーツケーキ いただきます』。その日の子どもの様子や、親子でしてみたい遊びに合わせて選べる。
同じ本を読み返す日も、最初から最後まで同じ速さで進める必要はない。絵を眺めたいページで止まったり、お気に入りのしかけへ戻ったりして楽しみたい。めくる部分を子どもが動かすときは、一緒に本を支えて開けば、絵や動きを落ち着いて見られる。
元投稿には、言葉遊びやシルエットの作品も
元投稿にはこのほか、石津ちひろ文・山村浩二絵の『くだもの だもの』と、きうちかつ作・絵の『くだもの なんだ』も登場する。前者は果物の姿と言葉のリズム、後者はシルエットから考える楽しみを持つ作品だ。詳しく取り上げた本と合わせて、元投稿の紹介も見てみたい。