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色と形を楽しむ絵本おすすめ4冊|TikTok紹介のしましま・絵の具・クレヨン
公開日:2026.10.17 更新日:2026.10.17

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赤や青の模様を眺めたり、絵の具が別の形になるのを楽しんだり。色がテーマの絵本にも、ページの印象を味わう本と、登場人物のお話を追う本がある。言葉をたくさん読む日にも、好きな絵のところで立ち止まりたい日にも、それぞれの楽しみ方ができる。
絵本を紹介するTikTokerのカシカンの絵本(@casican_ehon)によるカラフルな絵本の投稿から、おすすめ4冊を取り上げる。しま模様、絵の具、衣装、クレヨン。同じ「色」を扱っていても何が起こるかは違うので、親子でどんな時間を過ごしたいかに合わせて見てみよう。
しましまぐるぐる|黒い線と鮮やかな配色を眺める
かしわらあきおが作・絵を手がける、Gakkenの絵本。出版社の作品紹介では、顔、しましま、ぐるぐるといった図柄と、黒を中心にしたはっきりした配色が紹介されている。表紙も太い黒の渦巻きと色の帯が目を引き、タイトルの形がそのまま絵の楽しさにつながっている。
細かな背景を読み解くお話とは違い、線の動きや色の並びを大きく眺められる。丸い線を目でたどったり、しま模様を見比べたり、顔を見つけたり。大人が絵のどこを見ているのかを指で示すだけでも、一緒に本を開く時間になる。言葉を先へ進めるより、気になる図柄でゆっくり止まりたいときに選べる。
読み方に決まった速さを設けず、表紙の渦巻きから中の絵へと付き合ってみたい。子どもが別のところを見ていれば、そちらへ戻ってもよい。ページ全体を一度に説明するより、見つけた線や顔に声を添えるような読み方が似合う。
『いろいろ ばあ』の絵の具の変身と並べてみると、こちらは模様そのものを眺める楽しさが中心。同じ明るい配色でも、形を探す本として手に取りたい。シリーズの別タイトルが並んでいる場合は、黒い渦巻きの表紙と『しましまぐるぐる』の書名を目印にできる。
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かしわらあきお作・絵/Gakken。掲載は『しましまぐるぐる』の単冊絵本。
いろいろ ばあ|絵の具が広がる変化と声のリズム
新井洋行の『いろいろ ばあ』は、えほんの杜が刊行する色の絵本。出版社の作品紹介によると、青、赤、黄の絵の具が呼びかけに合わせて姿を変え、色同士が混ざる場面もある。チューブから出た色が、じっと置かれた色見本ではなく、生き物のように動いて見えるところが楽しい。
表紙には口の開き方や体の形が違う色たちが並ぶ。色の名前だけを読むより、形に合わせて声の長さや調子を変えてみたくなる。ページを開く前に少し間を作れば、次はどんな形だろうと待つ読み方もできる。大人が正解を尋ね続けなくても、出てきた色を一緒に眺めながら声を出せる。
色が混ざるところでは、前と後を見比べる楽しみがある。同じ色の名前をすぐ答えることより、さっきと形が変わった、こちらの色が加わったという発見を言葉にしてみたい。絵の具を使わずに本の中で色の変化を味わえるので、手元に広げるものは絵本だけでよい。
『しましまぐるぐる』が線や模様を見せるのに対し、こちらはページをめくる前後の変化がおもしろさになる。声を合わせて読む時間を作りたいなら、題名のかけ声から親子で始めやすい。掲載カードはシリーズの初めの作品で、続編やケース入りセットと区別して選びたい。
買う前に確認
新井洋行作/えほんの杜。掲載は『いろいろ ばあ』の単冊。
ペネロペ いろであそぶ|衣装を使った幼稚園のゲーム
アン・グットマンの文、ゲオルグ・ハレンスレーベンの絵によるペネロペのお話。公式の作品紹介では、幼稚園の先生が色の異なる衣装を出し、色を変える遊びが始まると案内されている。ピンクや黄色、青などを、登場人物たちが身に着けるものを通して楽しむ一冊だ。
絵の具そのものが主役の『いろいろ ばあ』と違い、ここには着替えて遊ぶキャラクターたちがいる。服の色を見つけたり、表紙の動物たちの姿を比べたり、幼稚園で何をしているのかを追ったりできる。色の名前が身近な洋服と結び付いているので、日頃の着替えが好きな子にも読みたくなる題材だ。
読むときは、絵の中で好きな衣装を探してみるのも楽しそうだ。自分だったらどの色を着たいか、ペネロペはどんな姿になるのか。物語の続きに沿って話せるので、模様だけの本から、お話がある絵本へ気分を変えたい日に合わせられる。
絵のタッチにも違いがある。輪郭と配色がくっきりした前の作品に対して、表紙には塗り重ねた絵の具の質感が見える。色名を覚えるためだけに開くのではなく、画面いっぱいの暖かな雰囲気を眺めて読みたい。カード先では紙・電子などの提供形式を見て、自宅で読みやすいものを選ぼう。
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岩崎書店の『ペネロペ いろであそぶ』。おはなしえほんの同作品で、しかけ絵本とは分けて選ぶ。
くろくんとちいさいしろくん|小さな仲間を迎える物語
なかやみわが作・絵を手がける、童心社のクレヨンの絵本。出版社の作品紹介によると、くろくんたちは迷子になった小さな白いクレヨンと出会い、仲間を探そうとする。しろくんを気遣うくろくんたちの行動を、絵と一緒に追っていくお話だ。
カラフルな登場人物がいても、色の名前を順番に紹介する構成ではない。小さい相手にどんな場所を用意するか、元気がないときにどう付き合うかといった、仲間同士のやり取りが中心になる。色や画材が好きな子はクレヨンの姿から入り、大人は表情や行動の変化にも目を向けて読める。
表紙にはクレヨンに加え、絵を描くときの道具が一緒に描かれている。背の高さや表情、持っているものを眺めるだけでも、小さなしろくんを取り巻く世界のにぎやかさが伝わる。本文を読み進める日には、だれが何をしてくれたかを話しながら、しろくんの気持ちを追ってみたい。
白いクレヨンという画材の特性も物語に関わるが、その見せ方は本の中で楽しみたい。模様のページや短いかけ声を繰り返す本とは違い、出来事のつながりを味わいたい日に向く。読み終えた後は、気になった登場人物の表情をもう一度探してみる読み方もできる。
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なかやみわ作・絵/童心社。掲載は『くろくんとちいさいしろくん』の単冊。
眺める・声を出す・お話を追う。その日の楽しみ方で選ぶ
| 楽しみたいこと | 作品 |
|---|---|
| 線や模様と鮮やかな色を眺める | しましまぐるぐる |
| 絵の具の変化とかけ声を楽しむ | いろいろ ばあ |
| 衣装の色をキャラクターと探す | ペネロペ いろであそぶ |
| クレヨンたちのやり取りを読む | くろくんとちいさいしろくん |
色の絵本をまとめて探すと、表紙の鮮やかさに目が向く。その中で、模様を見る本なのか、声を合わせる本なのか、物語を読む本なのかまで比べると、読みたい一冊を選べる。好きな色が出てきたところへ戻る日があってもよい。親子で気になった絵や言葉を、その日の読書の入口にしてみたい。