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動物の出会いと暮らしを楽しむ絵本おすすめ3冊|TikTok紹介の犬とシロイルカの物語も
公開日:2026.10.17 更新日:2026.10.17

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犬と一緒に声を出して遊びたい日もあれば、静かな海の物語を読みたい日もある。動物の絵本を選ぶなら、登場する動物だけでなく、どんな場面を親子で楽しめるかにも目を向けたい。鳴き声をまねる、会えない相手を待つ、小さな生きものの家を訪ねる。今回の絵本は、それぞれ違う入り口から動物の世界へ連れていってくれる。
絵本を紹介するティックトッカーのehonrin(@ehonrin)が取り上げた作品から、親子で楽しみたい動物の絵本おすすめ3冊を紹介する。『ワンワン バウワウ』『あいに、きたよ。』『とってもすてきなおうちです』の内容と、掲載カードの版を見ていこう。
『ワンワン バウワウ』|鳴き声をまねながら、犬たちの交流を楽しむ
乾栄里子が文を、もとやすけいじが絵を手がけた『ワンワン バウワウ』。講談社の作品紹介では、違う鳴き声の犬が現れ、最初は驚いた犬たちが、一緒に遊び、食べるうちに仲良くなるお話と案内している。犬が好きな子はもちろん、声に出す言葉の響きを楽しむ子と開きたい絵本だ。
題名の通り、鳴き声が大切な役割を持つ。日本でなじみのある犬の鳴き声も、ほかの国では違う音の言葉で表す。出版社には作者からのメッセージもあり、国によって聞こえ方を表す言葉が異なる面白さから、お話が始まったと説明されている。犬同士の交流と一緒に、言葉の違いにも触れられる。
読み聞かせでは、声に出したいところを一緒に言ってみるのも楽しそうだ。大人が鳴き声を読むたびに、子どもが気に入った声で応える。最初からすべてをまねる必要はなく、お気に入りの犬や、言ってみたい音が見つかったら、そこだけ繰り返してもよい。ページを進める速さより、声を交わす時間を楽しみたい。
絵を担当したもとやすけいじは、制作にあたり犬種や原産国を調べたと出版社で語っている。表紙にも、耳や毛の様子が異なる犬たちが集まる。読み終えたら、気になった犬をもう一度探してみるのもよい。お話の筋を追う読み方と、絵の中の姿を見比べる読み方を行き来できる。
動物の鳴き声が好きで、じっと聞くより一緒に参加したい子と読みたい一冊。犬たちが相手を警戒するところから距離を縮めるまでを、声と絵の両方でたどれる。言葉が違っても、一緒に過ごすうちに仲良くなるというお話の流れも、親子で味わいたい。
買う前に確認
掲載カードはAmazonの『ワンワン バウワウ』。紙の絵本と電子版があるため、購入先で希望する版を選ぶ。
『あいに、きたよ。』|犬と白イルカの、季節をまたぐ友情
『あいに、きたよ。 dog meets beluga』は、たかはらりょうが文を、浜野史が絵を手がけた作品。文芸社のあらすじによると、夏に海へ落ちた犬が白イルカに助けられ、毎日会うようになる。陸で暮らす犬と、海で暮らす白イルカ。住む場所が違う動物が出会うお話だ。
やがて秋になり、白イルカは海から姿を見せなくなる。それでも犬は会いたいと思い続ける。元のTikTok投稿でも、季節が移り変わるなかでの友情として紹介されていた。出会って遊ぶ場面だけでなく、相手がいない時間まで含めて読むところに、この作品の特徴がある。
「今日は会えるかな」と待つ犬の気持ちに沿って、ゆっくりページを進めたい。海の向こうや水の下で相手がどうしているかは、犬からすべて見えるわけではない。読む側も犬と一緒に相手を待つことで、毎日会えていた時間を振り返れる。にぎやかな鳴き声のお話とは、余韻の残り方が違う。
表紙は青い空間の中に、ひまわりをくわえた白い犬が描かれている。絵を眺める時間を長く取りたいときにも手に取りたい佇まいだ。読み終えたあとに感想を聞くなら、「犬はどんな気持ちだったかな」など、気になった場面から話せる。答えを急がず、絵を開き直して一緒に見たい。
友だちと会う楽しさや、次に会える日を待つ気持ちへ関心がある親子に選びたい。海の生きものが登場する絵本を探すときにも候補になる。犬と白イルカがどのように出会い、季節の中で関係をつないでいくかを、物語として味わえる。
買う前に確認
掲載カードは文芸社『あいに、きたよ。 dog meets beluga』の紙の絵本。文たかはらりょう・絵浜野史の作品だ。
『とってもすてきなおうちです』|庭の生きものの家を訪ねる
なかがわちひろが文を、高橋和枝が絵を手がけた『とってもすてきなおうちです』は、アリス館の絵本。同ISBNを扱うクレヨンハウスの内容紹介では、女の子が暮らす家の庭を舞台に、小さな生きものたちが自分の家を紹介すると案内されている。動物に加えて、身近な虫の暮らしも気になる親子に向く。
土の中にあるアリの家、キャベツを舞台にしたチョウの家、雨上がりにしずくが光るクモの家。人間の家と同じ形を探すのではなく、それぞれの生きものにとっての住まいを訪ねるお話だ。同じ庭にいても、地面の下、葉の上、空中と、暮らす場所が変わっていく。
書店の紹介では、家ごとの魅力に加えて、少し困ることも描かれている。きれいなところや便利なところだけを並べるのでなく、困りごとも含めて自分の家を楽しむ生きものたちがいる。その様子を追うと、次はどんな家を見せてもらえるのかと、ページを進めたくなる。
表紙には、じょうろや花のそばにいる猫が描かれている。大きな人間の暮らしのすぐ隣に、小さな生きものたちの世界があると感じられる構図だ。読むときは、誰の家かを確かめながら、材料や場所の違いにも注目したい。絵の中で気づいたものを指さしながら進める楽しみもある。
庭や公園で虫を見つけるのが好きな子には、身近な景色と結びつけやすい題材だ。散歩の途中で気になった葉や巣があれば、本の場面を思い出すきっかけにもなる。物語を読み終えたあと、いつもの庭を生きものの住まいとして眺め直すような読書を楽しめる。
買う前に確認
掲載カードはアリス館の紙の絵本。書名に加え、なかがわちひろ・高橋和枝の表記を合わせて選びたい。
声を出す・静かにたどる・絵を探す。読みたい時間で選ぶ
| 楽しみたいこと | 作品 | 注目するところ |
|---|---|---|
| 鳴き声を一緒に言う | ワンワン バウワウ | 違う声の犬たちが仲良くなる過程 |
| 友情と季節の変化を読む | あいに、きたよ。 | 会う時間と、会いたいと待つ時間 |
| 庭の暮らしを見つける | とってもすてきなおうちです | 生きものごとの住まいの違い |
にぎやかに参加する読み聞かせなら『ワンワン バウワウ』。相手を待つ気持ちをゆっくりたどるなら『あいに、きたよ。』。庭の虫や動物の暮らしへ目を向けたいなら『とってもすてきなおうちです』。子どもが今気にしている動物や、その日に読みたい雰囲気から選べる。
画面で読みたいか、紙のページを一緒にめくりたいかも合わせて選びたい。紙と電子の版がある作品では、購入先の版の表示も見ておこう。気になる作品があればカードで掲載版を見て、親子の読書に取り入れやすい一冊を探してみよう。