メニューを開く

ARTICLE / 読書・ホビー

人と比べて疲れた日に読みたい本おすすめ3冊|本紹介TikTokerが取り上げた一冊

公開日:2026.10.17 更新日:2026.10.17カテゴリー:読書・ホビー目的別:学びたい

明るい読書コーナーに三冊の表紙が大きく並ぶ。スマホから少し離れ、暮らしの速度を取り戻す静かな午後のイメージ。

本記事はアフィリエイト広告を利用しています。

人の近況を見て、自分だけが遅れているように感じる。そんな日に選ぶ本は、目標を増やすためのものばかりでなくていい。悩みを生む仕組みへ目を向ける本と、きれいに整っていない人生の話を聞く本。その違いから、今読みたい一冊を探してみよう。

今回取り上げるのは、本紹介を発信するTikTokerの1分本紹介(@bookintro0)が、別々の投稿で紹介した本だ。悩みを科学の視点で考える実用書と、酒場で集めた人生の言葉を読む本を並べた。自分を変えようと急ぐ前に、いま欲しい言葉の種類を選ぶ。そんな読書の入口として紹介する。

まずは、理由を知りたいか、人の話を聞きたいか

頭の中で同じことを考え続けてしまう日は、原因を整理する説明が読みたいこともあれば、違う生き方に触れたいこともある。どちらが正しいかを決める必要はない。今は説明を読む余力があるか、それとも短い言葉を拾いたいか。読み始める前に、その日の自分へ尋ねてみたい。

『科学が解明した 悩んでもしょうがないことリスト』|気になる理由を、仕組みから見てみる

出典:TikTokの元投稿を見る

石川幹人による、サンマーク出版の一冊。出版社提供の書誌紹介では、人前で話すこと、人に頼ること、衝動買い、SNSとの付き合いなど、身近な悩みが並ぶ。自分の性格だけに原因を求める前に、人間の考え方や行動の背景を知りたい人に向く入口だ。

タイトルの「しょうがない」は、何でも放っておくための合言葉として読むより、考え方を変えるきっかけとして眺めたい。自分の中で引っ掛かっていることを、少し離れた場所から見直す。そのための説明を求めているときに、目次に並ぶ身近な話題から読み始めやすい。

たとえば、SNSを閉じたあとも人の生活が気になってしまうなら、気になった話題を入口にする。最初から順番にすべて覚えようとせず、「なぜこれが気になるのだろう」という自分の問いを持って読むと、本を選んだ理由がぼやけにくい。忙しい日には、関心のある項目から読む候補にもなる。

ほかの本と比べたときの特徴は、人生の教訓を集めるより、人の心や行動の理由へ関心を向けるところ。科学という言葉を効果の保証として受け取るのではなく、著者の説明を知るために選ぶと、期待する読書の方向が定まる。悩みとの距離の取り方を考えたい日に手に取りたい。

買う前に確認
石川幹人 著/サンマーク出版/実用書として、目次にある関心の高い話題から選ぶ。

『他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え』|立派にまとまらない人生の話を聞く

出典:TikTokの元投稿を見る

裏モノJAPAN編集部による、鉄人社の一冊。出版社が酒場人生訓のシリーズとして案内する本で、立ち飲み屋や大衆酒場で聞いた人生の言葉が軸になる。成功した人の方法をそのままなぞるより、日々を生きる人の率直な声に触れたいときに選びたい。

目を引く題名だけを見ると、牛丼の食べ歩きや店の案内を想像するかもしれない。ここで読むのは、食事のガイドではなく人生訓だ。仕事や人付き合いで気持ちが固くなったときに、違う立場の人がどんなふうに暮らしているのかへ、視線を動かす読書として考えられる。

人と比べて疲れている日に、さらに立派な生き方を宿題として増やしたくないこともある。そんなときは、すべてに納得しようとせず、引っ掛かった言葉だけを拾う読み方が合いそうだ。自分とは違う意見に出会うことも含めて、人の話を聞く時間にする。これは本の内容を採点するより、自分の考えを知るきっかけになる。

自分を奮い立たせる言葉より、取り繕わない話を求めている人へ。題名に惹かれたら、書影と著者を目印に探してみたい。紙の版と電子版では表示が異なるため、持ち歩いて読むのか、手元の端末で開くのかも、自分が本を開きたくなるほうから選べばいい。

買う前に確認
裏モノJAPAN編集部/鉄人社/酒場で集めた人生の言葉を読む本。飲食店の利用案内とは異なる。

『世間に置いていかれたら平日のサイゼで昼ワインを飲め』|焦る気持ちを、別の暮らしの話へつなぐ

出典:TikTokの元投稿を見る

こちらは鉄人社編集部が編著を手がけた一冊。出版社は、首都圏と関西の酒場で集めた声をもとに、仕事や結婚、お金、人間関係、世間との付き合い方を扱うと案内している。ひとつの成功例に自分を合わせるより、さまざまな経験の言葉を聞いてみたい人へ紹介したい。

松屋の本と同じシリーズに位置付けられるが、別の書名を持つ別の本だ。「置いていかれたら」という言葉に目が留まる日なら、こちらを入口にしてもいい。題名の店へ出かけることを目標にせず、世間の速度に合わせようとしている自分へ、どんな言葉が残るかを読む。

目次には、物事の見方や処世術、夫婦の関係などへつながる項目がある。いま気になるテーマから選び、気になった言葉の横に自分の考えを短く書く読み方もできる。誰かの言葉を唯一の答えにするより、「自分ならどう考えるか」を返してみる。その往復まで含めて楽しみたい本だ。

頑張る方法を探し続けて、少し別の角度を向きたくなったときの候補になる。読み終えることを次のノルマにせず、移動中や休憩の合間に開いてみるのもいい。酒場の言葉に耳を傾けるように、同意するところも首をかしげるところも、自分のペースで受け止めてみたい。

買う前に確認
鉄人社編集部 編著/鉄人社/正式書名には「平日の」が入る。カードも同じ正式書名の本。

今日の気分から選ぶ、読書の入口

本 選ぶときの入口
悩んでもしょうがないことリスト なぜ気になるのか、説明を知りたい
深夜の松屋で牛丼を食え 市井の人が語る人生訓を読みたい
平日のサイゼで昼ワインを飲め 世間との付き合い方を別の声から考えたい

似た気分で手に取れる本でも、読書で出会うものは違う。科学の説明を求める日と、人の話を聞きたい日を分けてみるだけで、次に開く本の候補は絞りやすくなる。今の自分が何を知りたいのかを、書名と目次から選んでみよう。

気になる本が決まったら、下の商品カードで著者と書名を照らし合わせてみたい。元投稿の印象だけで決めず、出版社の紹介や目次も読んで、いま欲しい読書に近いものを選ぶ。誰かに追い付くためより、自分の気分に合う一冊を見つけるために。本を開く時間を、少しゆっくり選んでみよう。

合わせて読みたい