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ARTICLE / 読書・ホビー

親子で気持ちを話す絵本おすすめ3冊|絵本紹介ティックトッカーの選書

公開日:2026.10.16 更新日:2026.10.16カテゴリー:読書・ホビー目的別:学びたい

明るいリビングに気持ちをテーマにした絵本が広がる。親子でページを眺め、話す時間を感じるやわらかなイメージ。

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楽しかったことは話せても、悔しかったことや、むっとした理由は言葉にしにくい日がある。そんな日に、親子の間へ絵本を置いてみたい。自分のことをすぐ話す代わりに、登場人物はどんな気持ちだったのかを一緒に眺める時間から始められる。

絵本を紹介するehonrin(@ehonrin)が、心と向き合う本として取り上げたのが、ここで紹介する作品だ。怒り、勝ち負け、こころそのもの。同じ気持ちの本でも入り口が違うので、今日の会話に合うテーマから選んでいこう。

出典:TikTokの元投稿を見る

『ムカムカ!“いかり”は あばれんぼう』|怒りの正体を一緒に見つめる

投稿に登場する最初の本は、怒りをテーマにした絵本。少年写真新聞社は、怒りの感情の正体と、その感情とうまく付き合う方法を伝える本として紹介している。絵はささきみお、監修は松丸未来。気持ちの話を、絵を見ながら始めたいときの候補になる。

家庭で読むなら、いつも穏やかでいようと約束する本として渡すより、怒るってどんな感じなのだろう、と一緒に考える読み方ができる。気になった絵を指さすだけでもよいし、大人が先に自分の気持ちを話してもよい。読む時間の使い方に余白を持たせたい。

怒りという大きな言葉を、子どもの日常の言葉に近づけて話したい人に。気持ちをなくすことより、気持ちを知ることから本を選びたい日に合う。読み終わったら何を覚えたかを聞くより、どの場面が気になったかを一緒に振り返ってみよう。

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少年写真新聞社/絵:ささきみお/監修:松丸未来/怒りとの付き合い方を扱う絵本

『かっても まけても いいんだよ』|結果の後にある気持ちへ目を向ける

次は、ガストンのソーシャルスキルえほんから。主婦の友社の紹介には、サッカーや家族のゲームで、思うようにいかず気持ちが揺れるガストンが登場する。勝つか負けるかだけでなく、そのときにどんな言葉を掛けるかを考えられる作品だ。

一緒にゲームをした日や、何かに挑戦した日の読書に。結果の話だけで会話を終える代わりに、楽しかったところや、もう一度やりたいところも話してみる。これは家庭で本を読むときの提案で、子ども自身が話したくなった部分を入り口にしたい。

勝ちたい気持ちを持ったまま、遊ぶ楽しさも大切にしたい親子に向く。大人が答えを教える時間というより、登場人物のやり取りを一緒に見つめる時間として選べる。遊びのあとにも話の続きがあると思えると、読む場面を具体的に思い浮かべやすい。

買う前に確認
主婦の友社/文・絵:オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ/訳:垣内磯子

『こころってなんだろう』|見えない気持ちへ、やさしい問いを向ける

最後は、ほそかわてんてんの『こころってなんだろう』。講談社は、こころがどのように生まれ、変わり、気持ちをどう伝えるかを、絵とやさしい文字で扱う絵本として紹介している。投稿で短く挙がっている書名を、掲載版の正式な名前に揃えた。

怒ったときや勝ち負けの場面だけでなく、気持ちについて広く話してみたい日に選べる。うれしい、寂しい、楽しみ。日によって違う言葉を持ち寄って、今の自分はどれに近いのだろうと眺めてみたい。大人も同じ問いに参加する読み方ができる。

はっきりした出来事がない日にも、親子の読書時間へ置きやすいテーマだ。心についてうまく説明することを目標にせず、同じページを見て、違うことを感じてもよいという余白を楽しもう。子どもの言葉と大人の言葉を、並べて聞くきっかけとして選びたい。

買う前に確認
講談社/作・絵:細川貂々(ほそかわてんてん)/講談社の創作絵本

今日、話してみたいことから選ぶ

気になっているテーマ 手に取る候補 読みながら考える入り口
むっとした気持ち ムカムカ!“いかり”は あばれんぼう 怒りってどんな感じだろう
ゲームや挑戦の後 かっても まけても いいんだよ 結果のほかに覚えていることは何だろう
気持ちを広く眺める こころってなんだろう 今日の心をどんな言葉にしたいだろう

似たテーマの本を一度に全部読む必要はない。今日は表紙を選ぶところまで、別の日は気になったページまで、という読み方もできる。日常の出来事があった日に本へ戻ると、以前と違う場所が気になることもある。読む順番を決めすぎず、親子の会話に合う本を手元に置きたい。

読み聞かせを、話す前の待ち合わせ場所に

本を開く前に長く説明しようとせず、まずは絵を一緒に眺めてみる。子どもが途中で気になる場面を見つけたら、ページをめくる手を少し止めてもよい。最後まで読むことと、その場で何かを話すことは、別々に考えてもよい。

声に出すのが難しい日なら、表紙を指さして選ぶだけでも読書の入り口になる。大人のほうから、今日はこんな気持ちだったと短く話す選択肢もある。質問を重ねるより、同じ本を読んだ相手として隣にいる。そんな時間の作り方を思い浮かべながら本を選びたい。

家に置く本なら、また開きたくなる絵かどうかも大切な選び方だ。テーマだけで決めず、商品ページの書影や内容紹介を見て、親子それぞれが気になる作品を探そう。読書の時間を特別な勉強にせず、日々の絵本の棚へ自然に加えられる本が見つかるとうれしい。

たとえば、遊びの帰り道に悔しかった話が出たら、家でガストンの本を開く候補にする。何かにむっとして、その気持ちが気になる日は、怒りを扱う本を選ぶ。特別な出来事のない日にこころの本を眺めれば、楽しかったことから話を始めてもよい。出来事と本をゆるくつなげておくと、読んでほしい理由を長く説明する代わりに、今日はこれを一緒に見よう、と誘いやすくなる。同じ本を大人が先に読んで、自分が気になった場所を見つけておくのも選び方のひとつだ。

気持ちをすぐに言えない日にも、同じ本を開こう

親子で向き合って話すのは照れくさい日も、同じページへ目を向けることならできるかもしれない。怒りも、悔しさも、うれしさも、気持ちを考える入り口になる。今の親子に合いそうなテーマがあれば、上の商品カードで内容を見比べてみよう。読んだあとに短い言葉を交わせたら、その日の会話には続きを作れる。

親子それぞれの、読みたい気持ちも大切にしよう。

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